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粉じん作業特別教育とは

粉じん作業特別教育とは

粉じん作業特別教育-株式会社カネクラ

 

目  次

 粉じん作業特別教育とは

 粉じん作業に特別教育が必要な理由

   粉じん作業では「じん肺」を発症するおそれがある 

   じん肺は治療方法が確立されていない

 粉じん作業の具体的な対策

   1.作業環境の改善

   2.呼吸用保護具の適正使用

   3.換気の徹底

 粉じん作業特別教育の科目概要

 

 

 

粉じん作業特別教育とは

 

粉じん作業特別教育とは、「粉じん作業の中でも特に危険性が高い現場で作業する場合に必要な教育」です。

 

粉じんは大気中に飛散するちり状の粒子(ホコリなど)のことで、建設物の解体や選別、機械的処理によって発生します。
また、粉じん作業とは細かいホコリなどが舞い続けるような現場での作業のことです。

細かいホコリを長時間吸い続けると人体に悪影響を与える可能性があるため、
作業従事者はその粉塵を防ぐための知識を身につけなければいけません。

その中でも、人体に与える悪影響が特に強いものは「特定粉じん」 とされ、「粉じん作業特別教育」を受講しなければ関連する業務に従事することができないと労働安全衛生法に定められています。

 

粉じん作業特別教育が必要な業務

● 岩石や鉱物を動力で裁断する、または彫りや仕上げの作業
● 鉱物、炭素原料、アルミニウム箔を動力で粉砕し、ふるいをかける作業
● 研磨剤で岩石や鉱物、金属を研磨、または裁断する作業
● セメントや粉状の鉱石、炭素製品、アルミニウムを坑内で袋詰めする作業
● 陶磁器、耐火物、珪藻土製品、研磨剤の製造工程で混合や成型する作業
● 鋳物の製造工程で砂型を壊す、または再生する作業

上記業務を建設業界に置き換えた場合の対象業務

● アスベストを吹き付けた建物の解体作業
● トンネル工事の坑内で岩石を粉砕する作業
● 建設現場や解体作業でコンクリートやセメントを粉砕する作業
● 金属をグラインダーで切断する作業

これらの業務は危険、かつ有害な業務にあたるため、粉じん作業特別教育で正しい知識を身に付けることが大切です。

 

事業者は労働者を「特定粉じん作業」に従事させるのであれば、粉じん作業特別教育を修了させる義務を負います。

粉じん作業特別教育を修了した人を「特定粉じん作業者」と呼び、一定の教育を受けたものとして
業務に就くことができるようになるわけです。

 

粉じん作業に特別教育が必要な理由

 

粉じんを人間が吸い込むことで、以下のような健康障害(疾患)を引き起こす可能性があります。

じん肺  粉じんの長期間吸い込むことで粉じんが肺の中に溜まり、呼吸機能が低下する病気 
肺がん  発がん性粉じんの吸引
ぜんそく  粉じんによるアレルギー反応

 


粉じん作業では「じん肺」を発症するおそれがある                        

 

じん肺とは、粉じんなどを長期間にわたって吸入することが原因で発症しやすくなる肺の病気です。

 

咳や痰などの初期症状 から始まり、肺機能が低下することから肺炎などの感染症や気胸、
さらに 症状が悪化すると肺がんなどの重篤な肺疾患にいたることがあります。

そのため、粉じん作業を行うにあたって、安全の確保が法律で義務付けられているのです。

 


じん肺は治療方法が確立されていない

 

じん肺は職業性の疾患であることが多くのケースですが、現代医学において
完全に治すことができる治療方法が確立されていないため、病気にならないように予防することが重要です。

そのためには、粉じん作業に従事する労働者が、粉じんを吸引し続けることの危険性を認識し自ら予防するため、
粉じん作業特別教育が重要な役割を果たします。

 

粉じん作業の具体的な対策

 

粉じん作業-株式会社カネクラ

 

じん肺を発症しないようにするためには徹底した予防策が必要となりますが、
現在講じられている具体的な対策は下記の通りです。

 

1. 作業環境の改善
2. 呼吸用保護具の適正使用
3. 換気の徹底
4. 法令の整備やその他関連対策

 

1.作業環境の改善

 

粉じんをできるだけ発生させないような環境をつくることが最も効果の高い対策 となります。

具体的には密閉化や湿潤化など、発生源に対する工夫することで粉じんの発生を大幅に抑えることができるでしょう。

ただし現場によっては難しいケースもあり、粉じんの発生しない資材を使用するなど根本的な見直しによる対策も必要となります。

 

2.呼吸用保護具の適正使用

 

粉じんが舞っている環境かでも、吸入しないようにするためには、呼吸用保護具を着用 します。

その際は、適切な保護具を選択し、正しく着用することが重要です。

呼吸用保護具には粉じん対策の粉じんマスクや有毒ガス対策の防毒マスクなどがありますが、
近年においては電動ファン付き呼吸用保護具の普及が進んでおり、高性能で他のマスクよりも呼吸が
楽であることから使用が推進されています。

 

3.換気の徹底

 

粉じんを発生させないようにすることには限界がありますが、拡散しないようにするためには換気を徹底して行うことが効果的 です。

また、粉じんを発生と同時に吸い込む特殊な換気装置などを使用することで、労働者による粉じんの吸入をかなり防ぐことができます。

一定の設備投資が必要となりますが、対策としては大きな期待が持てます。

 

粉じん作業特別教育の科目

 

粉じん作業特別教育の具体的な内容は下記の通りとなります。

◆ 粉じん作業特別教育8 [ 合計 4.5時間 ]

● 粉じんの発生防止および作業場の換気の方法 [ 1時間 ]
● 作業場の管理 [ 1時間 ]
● 呼吸用保護具の使用の方法 [ 0.5時間 ]
● 粉じんに係わる疾病および健康管理 [ 1時間]
● 関係法令 [ 1時間 ]

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