ルクス(lx)とは‐株式会社カネクラ

 

目 次 

 ルクス(lx)とは

  照度と明るさの目安 

  カンデラ・ルーメンとの違い 

   カンデラとは

   ニトとは

   ルーメンとは

   ルクスとの違いは

 まとめ

 

ルクス(lx)とは

ルクスとは株式会社カネクラ

 

ルクス(lx)とは、「物体の表面を照らす光の明るさを表す物量」です。

簡単に言うと、照度の単位です。
ディスプレイの明るさを表す単位の1つとして、「ルクス(lx)」が用いられます。

1ルクス(lx)は、「1平方メートルの面が1ルーメン(lm)の光束で照らされるときの照度」と定義されています。

 

照度と明るさの目安 

照度[ルクス(lx)]と、明るさのおおよその目安を表にしました。

※こちらの値は周囲の状況等によって変化しますので、あくまで参考までに。

照度(ルクス) 明るさの目安 ルクス(lx)
100,000 雪山・真夏の海岸
晴天 昼太陽光
晴天 午前10時太陽光
晴天 午後3時太陽光
曇天 昼太陽光
曇天 午前10時太陽光
 >100,000
100,000
65,000
35,000
32,000
25,000
10,000 曇天 日出1時間後太陽光

2,000

1,000


晴天 日入1時間前太陽光
パチンコ店内
百貨店売場
蛍光灯照明事務所
日出入時
30W蛍光灯2灯使用八畳間
夜のアーケード

 1,000
1,000
500~700
400~500
300
300
150~200
100 外灯下
ライター@30cm
50~100
15
10 ロウソク@20cm
市民薄明(太陽天頂距離96度)
 10~15
5
月明り
航海薄明(太陽天頂距離102度)
天文薄明(太陽天頂距離108度)
 0.5~1
0.01
0.001

 

カンデラ・ルーメンとの違い 

 

ルクス(lx)とカンデラ(cd)・ルーメン(lm)の違いについてご紹介いたします。


カンデラとは                                         

 

カンデラ(cd)とは、「光度の単位」です。

光度とは、光源の光、もしくは特定の方向へ照射される「光の強さ」のことです。

カンデラとは、ロウソクを意味するラテン語で、1cdは一般的なロウソク1本の明るさとほど同じとされています。

また、LEDの光度は、1カンデラの1000分の1を表す単位である、ミリカンデラ(mcd)で表示されます。
一般的なLEDの光度はおよそ50ミリカンデラ(mcd)で、高輝度タイプのLEDになると
光度15カンデラ(cd)以上のものもあるようです。

LEDなど多くの照明器具は、照射する方向によって方向によって明るさが異なりますが、その中で最も
光度が強い一点の光度を「最大光度」と表示します。


ニトとは                                         

 

「カンデラ毎平方メートル(cd/m2)」を「nt」や「nit」と表すこともありますが、
ニト(nit)とはある方向からみた単位面積の明るさを指します。

カンデラと同義で使われることも多く、1nt=1cd/m2で、単位名はラテン語のニートル(輝き)に由来するそうです。


ルーメンとは                                         

 

ルーメン(lm)とは、「光束の単位」です。

光束とは、ある面を通過する光の明るさを表す物理量のことです。

ルーメン(ml)についての詳細は、下記リンクよりご参照ください。

ルーメン   ルーメン(lm)とは 

 


ルクスとの違いは                                         

 

ルーメン(lm)が、照明器具自体の明るさを示すものであるのに対して、
ルクスは「照らされた部分の明るさを示すもの」です。

照明器具の明るさはルーメン(lm)を用いて表すことが多いですが、製品によっては条件を定めた上で
ルクス(lx)を用いて表示される場合もあります。

 

まとめ

 

  ルクス(lx) まとめ 

 ルクス(lx)とは: 物体の表面を照らす光の明るさを表す単位【照度】

 照度と明るさの目安: 上図参照

 カンデラ・ルーメンとの違い: 上章参照

 

ルクス(lx)とは