写真では簡単に見えますが受験者には、時間的にも技術的にもこれが結構きつい。
鉄管のねじ切り(手動)は現在ほとんど機械便りの方法で切断しますが試験では手動で鉄のこを使用して切ります、切断数量は3回ですがねじを切る事を踏まえると1回に早ければ10分、つまづくと20分から掛かってしまいます。 又この時に斜めに切ってしまったり、ねじの山数を間違えたり、ねじ切りの深さを間違えると大体が下手をこいたつけが 失格 という2文字の烙印を押されてしまいます。鉄管に塩ビと合体する個所もありシールテープの巻き方にも神経を使います。特に塩ビと銅管を接続する場所では溶接を必要としますので塩ビに熱が伝わり水漏れの原因になることは要注意場所です。全体的にミリ単位で長さを決定していきますので緻密な計算が必要となる試験です。
時間内に完成できない、寸法があっていない、溶接がだめ、耐圧試験においての水漏れ、斜めになる場所の角度があっていない、シールテープの処理がへた、・・・わかっていても時間内という事と試験の緊張感で結構難しいのです。