誘導灯設備とは、建物利用者に避難経路を教える設備です。
災害が発生した時、建物利用者を外へ避難させなければなりません。
2階立ての住宅ならば、どこに避難すれば良いかは明確ですが、高層ビルとなるとそうはいきません。
更に、災害時は多くの人は焦ってしまったり、パニックになってしまいます。
いつも通りの正常な判断をすることが難しくなります。
そこで、誘導灯設備の登場というわけです。
※非常灯設備と混同されやすいので、区別が必要です。
誘導灯設備の種類
誘導灯設備には、さまざまな種類があります。目的別に分けると下記の3つに分けられます。
□避難口誘導灯
□通路誘導灯
□客席誘導灯
誘導灯設備の種類 ①避難口誘導灯
外部扉に直接通じる扉、もしくは階段に繋がる扉を示す誘導灯
誘導灯設備の種類 ②通路誘導灯
避難口の方向を示す誘導灯
誘導灯設備の種類 ③客席誘導灯
映画館や劇場などにおいて、客席通路を照らす誘導灯
誘導灯の種類
□普通誘導灯
非常時に点灯するもので、GC回路で繋ぎます。
内部電池が付いているものもあり、電源供給されなくても光る場合があります。
□蓄光式誘導灯
光を蓄電することのできる誘導灯
□点滅誘導音付誘導灯
点滅しながら音を発する誘導灯
□長時間点灯型誘導灯
大型ビルや商業施設では避難するのに時間がかかるため、このような場合採用されます。