これからの季節、活躍するのがエアコンです。
エアコンはとても便利ですが、暖め過ぎや冷やし過ぎはエネルギーの無駄遣いになるばかりか、
外気との温度差が大きければ大きいほど、身体に負担がかかり健康にもよくありません。

そこで、本日はエアコンの賢い使い使い方についてご紹介いたします。
早速、今日からできることがたくさんあるので、是非実践してみてください。

室内温度　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

エアコンの設定温度は、季節に合わせて変える。
環境省が提唱している快適な室温目安は、『冷房２８℃』、『暖房２０度』と言われています。
エアコンの設定温度を、上記の温度を目安にすることで、身体への負担を減らすことができ、
より快適に過ごすことができます。
そして、エアコンの設定温度は消費電力に大きく関わり、冷房時に設定温度を１℃上げることで
約１０％の節電になるとされています。

※環境省が提唱しているのは、エアコンの設定温度ではなく、室温です。
　エアコンの控えすぎは、熱中症などを起こす危険があります。
　控えすぎの体調不良等には、注意しましょう。
　

電源の入切　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

電気代がもったいないからと、エアコンを付けたり消したりするというのは、
実は、１番電気代がかかるエアコンの使い方なのです。

エアコンは、設定温度まで上げるor下げることに、最も電力を消費します。
付けたり消したりをすると、消費電力が最も高い状態で使い続けることになります。
適温になると自動運転で温度を保つだけの運転に切り替わるので、
そのまま温度を維持し続ける方が節電につながります。

フィルター　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

フィルターに汚れやホコリが溜まると、せっかく冷たい空気を送り出そうとしているのに、
ホコリによって空気が遮られてしまい、それにより、運転効率が下がってしまいお部屋を冷やすのに
多くの電力が必要となるため、電気代が増加してしまいます。
自動清掃機能がついていれば手入れは不要ですが、そうでないエアコンについては、
２週間～１か月に１度を目安に掃除をするのが良いでしょう。

日射熱　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

夏に室内の温度が上がる最も大きな要因が、外部からの日射熱です。
そのために、夏はカーテンやブラインドなどを上手に活用し、日射を遮蔽しましょう。
反対に、冬の日中は日射を多く取り入れ、逃さないことが、エネルギー削減につながります。

室外機　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

エアコンの仕組みは、お部屋の空気を吸い込み、熱だけを奪って冷たい空気をお部屋に送ります。
そして、奪われた冷媒ガスによって室外機から放出します。
その熱の出口である、室外機に障害物があると熱が放出できず、熱が周囲にたまってしま性能が落ちてしまいます。
室外機ファンの前をふさぐことはもちろんこと、室外機を囲うように障害物があると、熱が籠ってしまい
性能ダウンにつながってしまいます。

空気循環　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

通常設定しているエアコンの設定温度を少し高めにし、扇風機もしくはサーキュレーターを併用する。
暖かい空気は上側へ、冷たい空気は下側へ流れます。
エアコンのみを使用する場合、下側が冷たくなっているにも関わらず、温度センサーがある上側は暖かいままなので、
お部屋の温度を下げようとエアコンが過剰に稼働してしまいます。
これを避けるために、扇風機と併用して空気を循環させることで、室温を均一にします。
このことは、暖房の際にも同じことが言えます。
扇風機、サーキュレーターを壁向きにして天井に向けて設置する必要があります。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
これから、もっと暑い日が続きます。
本記事を参考に、エアコンを賢く使い、快適に過ごしていただければ幸いです。
しかし、電気代などを気にするあまり体調を崩してしまって入院なんてことになってしまえば
元も子もなくなってしまいます。無理のない程度にできることから実践していただければと思います。