ニップルとは、配管をつないだりすることで継ぎ手などと呼称されています。
こちらの記事では、ニップルについてまとめました。
《 目次 》
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1.ニップルとは
ニップルとは、機械部品であり簡単にいうと「パイプとパイプを繋ぐ部材」です。
一般的に、「継ぎ手」や「継ぎ管」などと呼ばれています。
ガス管や水道管を自由自在に曲げたりするために必要な部品となります。
パイプというのは基本的にオスです。
パイプ同士はオス対オスになるのでその中間に「メスメス」が必要になります。
そこで使用するのが、「ニップル」です。
□ パイプ(オス)→ ニップル (メスメス)→ パイプ(オス)
2.ニップルの種類
ニップルには種類が複数あります。それぞれの種類についてご紹介いたします。
2-1.バレルニップル
バレルニップルとは、「樽の形をしたニップル」です。
「短ニップル」や「丸ニップル」と呼ばれています。
2-2.径違いニップル (異形ニップル)
径違いニップルとは、「片方のメスともう片方のメスの大きさが違うニップル」です。
異形ニップルと呼んだりもします。
大きさが異なるパイプ同士を接続する際に使用されます。
2-3.ロングニップル
書いて字のごとく、「長いニップル」です。
2-4.グリースニップル
グリースニップルとは、「潤滑に使用されるニップル」です。
3.ニップルの使用箇所
ニップルはパイプとパイプを接続する部分に使用されるので、工事現場だけでなく自宅でも確認することができます。
□ お風呂場の配管
□ ガス管の配管
□ 水道管
4.ニップルとユニオンの違い
似たような部品として「ユニオン」という部材がます。
ユニオンとは
ユニオンは継ぎ手の一種で、ニップルと合わせて使用することが多いです。
ニップル以外では、おねじの部品・配管・パイプなどの継ぎ手として使用します。
ユニオンは中心あたりで分離できるので両端をねじ込み後に接続するために使うことが多いです。
配管のどこかに接続しておくことで配管を方向転換したい時に、
回せないという事故を防ぐために使用することが多いです。
ユニオンもニップルと同様に、定義としては「継ぎ手・継ぎ管」です。
定義だけ見ると、ニップルとユニオンは同じように思えます。
違いとして、ニップルは「メスメス」なのに対し、ユニオンは「オスオス」となります。