7月を代表するイベントのひとつに、「七夕(たなばた)」がありますが、
皆さまは短冊に願いを書くという習慣を続けていますでしょうか。
子供の頃は、真剣にお願いを考えていたけれど、今はなんとなく惰性で書いているという方もいれば、
大人になり全く書くことが無くなってしまった方もいらっしゃることと思います。
しかし、七夕というイベントに参加することは自分自身の意識を改革し、『プライミング効果』と呼ばれる現象を
引き出すきっかけになるのです。
プライミング効果とは、先の情報から得た感覚が、後の情報の取得に影響を与えることを意味する言葉です。
例として、本日こちらの記事を読んだ後、「7月の行事といえば何?」と質問されたとします。
おそらく多くの方が、七夕を思い浮かべることではないでしょうか。
このように無意識のうちに、プライミング効果によって意思の動きがある程度制御されていることがあります。
紙やノートなどに書いて可視化することが、自己実現になぜ有効なのか、
このプライミング効果によっても説明ができるでしょう。
つまり、七夕という「何かを書く」イベントと、プライミング効果には深いつながりが見いだせるのです。
将来の目標などは時間が経つにつれ、記憶から薄れていきますが、一度自身の手で書いて目で見ることで、
続く行動に影響を与えられます。
プライミング効果を上手く利用すれば、毎年七夕というイベントを軸にスキルアップや自己実現に
つなげることも可能となるでしょう。
世界平和や健康第一も立派な願いですが、ときにはプライミング効果に期待して、
自分自身の明確な目標を短冊に書いてみてはいかがでしょうか。