目 次 ◆ まとめ |
ルクス(lx)とは
ルクス(lx)とは、「物体の表面を照らす光の明るさを表す物量」です。
簡単に言うと、照度の単位です。
ディスプレイの明るさを表す単位の1つとして、「ルクス(lx)」が用いられます。
1ルクス(lx)は、「1平方メートルの面が1ルーメン(lm)の光束で照らされるときの照度」と定義されています。
照度と明るさの目安
照度[ルクス(lx)]と、明るさのおおよその目安を表にしました。
※こちらの値は周囲の状況等によって変化しますので、あくまで参考までに。
照度(ルクス) | 明るさの目安 | ルクス(lx) |
100,000 |
● 雪山・真夏の海岸 ● 晴天 昼太陽光 ● 晴天 午前10時太陽光 ● 晴天 午後3時太陽光 ● 曇天 昼太陽光 ● 曇天 午前10時太陽光 |
>100,000 100,000 65,000 35,000 32,000 25,000 |
10,000 | ● 曇天 日出1時間後太陽光 |
|
1,000 |
|
1,000 1,000 500~700 400~500 300 300 150~200 |
100 | ● 外灯下 ● ライター@30cm |
|
10 | ● ロウソク@20cm ● 市民薄明(太陽天頂距離96度) |
10~15 5 |
1 | ● 月明り ● 航海薄明(太陽天頂距離102度) ● 天文薄明(太陽天頂距離108度) |
0.5~1 0.01 0.001 |
カンデラ・ルーメンとの違い
ルクス(lx)とカンデラ(cd)・ルーメン(lm)の違いについてご紹介いたします。
カンデラとは
カンデラ(cd)とは、「光度の単位」です。
光度とは、光源の光、もしくは特定の方向へ照射される「光の強さ」のことです。
カンデラとは、ロウソクを意味するラテン語で、1cdは一般的なロウソク1本の明るさとほど同じとされています。
また、LEDの光度は、1カンデラの1000分の1を表す単位である、ミリカンデラ(mcd)で表示されます。
一般的なLEDの光度はおよそ50ミリカンデラ(mcd)で、高輝度タイプのLEDになると
光度15カンデラ(cd)以上のものもあるようです。
LEDなど多くの照明器具は、照射する方向によって方向によって明るさが異なりますが、その中で最も
光度が強い一点の光度を「最大光度」と表示します。
ニトとは
「カンデラ毎平方メートル(cd/m2)」を「nt」や「nit」と表すこともありますが、
ニト(nit)とはある方向からみた単位面積の明るさを指します。
カンデラと同義で使われることも多く、1nt=1cd/m2で、単位名はラテン語のニートル(輝き)に由来するそうです。
ルーメンとは
ルーメン(lm)とは、「光束の単位」です。
光束とは、ある面を通過する光の明るさを表す物理量のことです。
ルーメン(ml)についての詳細は、下記リンクよりご参照ください。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ルーメン(lm)とは |
ルクスとの違いは
ルーメン(lm)が、照明器具自体の明るさを示すものであるのに対して、
ルクスは「照らされた部分の明るさを示すもの」です。
照明器具の明るさはルーメン(lm)を用いて表すことが多いですが、製品によっては条件を定めた上で
ルクス(lx)を用いて表示される場合もあります。
まとめ