そろそろ秋本番に近づき、様々な秋の風物を身近に感じる今日にこの頃。
食べ物もそうですが、草花なども秋らしくなっていきます。
最近知った事なのですが、古典文学や家紋などによく使われている桔梗の花。
美しい紫色の花で、9月の誕生花でもありますが、現在は絶滅危惧種として指定されているそうです。
その一方で、ユーストマ、別名「トルコギキョウ」と呼ばれている花の方は、
栽培が盛んに行われており、花束やアレンジメントなどにもよく使われているのを見かけます。
形がやや似ていることから、トルコギキョウとはいうものの、全くの別品種です。
古くから、秋の七草のひとつとして親しまれてきた桔梗は、
人家の近くなど身近な草地に生育していました。
こういった場所が住宅作成や道路整備でどんどん少なくなっていることで、
生育地が狭められ、全体数が減少しているのだそうです。
身近にある分、かえって貴重な山野草などに比べてフォーカスされにくい、草花なのかもしれませんね。
「最近、見かけなくなった」というふうに思ったら実は絶滅していたなんて、寂しいですね。
もし、どこかで桔梗の花を見つけたら大切にしようと思います。