読書の秋ということで、ある本の一節についてご紹介させていただきたいと思います。
その本というのが、京セラの稲森和夫氏著作の京セラフィロソフィーの『 知識より体得を重視する 』です。
その一節のなかで、「知っている」と「できる」ということはまったくの別だとあります。
人から聞いたり、本などから得た知識よりも
自らの身体で経験し、感じたものを重視するという意味です。
それは、物事を人に「伝える」ことに関しても、「知っているけど経験したことのないこと」よりも
「自分自身が経験したこと」の方が真意が伝わりやすく、言葉の深みが違います。
経験から得られるものは、本当にたくさんあります。
特に失敗した時などには、自分の思惑のどこに思い違いがあったのかを知る絶好の機会です。
そんな貴重な機会を逃さないためいは「失敗する」というリスクを恐れずに立ち向かわなければなりません。
それは何事においても共通する考え方なのではないかと思います。